『ソース』のワクワクリストは自分の魂を知る手がかり

私は『ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』を読んでから、早速ワクワクリストを作ることに決めました。
ワクワクリストとは、文字通り、自分がワクワクすることを思いつくかぎり書き溜めたものです。
しかし、長年自分のやりたいことをやらなかった人にとっては意外とムズカシイもの。

自分の心を探る日々が始まりました。

 

目次

ずっとやりたかったこと、これからやりたいこと

本書には、ワクワクを見つけにくい人へアドバイスも書いてあります。

散歩などリラックスをしながら、「過去(かつて好きだったもの)」「現在(今したいこと)」
「近未来(こんなことをしたら楽しいだろう)」について、思いを巡らせるのです。

こういう大事なことは、一人でじっくり考えたい。
ワクワクリストは、自らの手で自身を創造していく計画書です。

私はふと、イギリスの作家ヴァージニア・ウルフの言葉「女性が小説を書こうと思うなら、お金と自分ひとりの部屋を持たねばならない」を、思い出しました。

「今の私に置き換えたら、『母親が自分自身を見つけたいなら、お金と自分ひとりの時間を持たねばならない』だろうな」

そう考えていると、だんだんウルフの厳しい言葉が堪えてきます。

「何か大きなものを創造するには、お金と時間、その両者がなければ無理なのよ」
と、聞こえてくるようです。

以前の私だったらその声に引きずられ、リストを作る前に諦めていました。
しかし、当時は追い詰められていたせいか、
「そうはいっても、できることとできないことがある」
と開き直り、彼女の言葉は脇に置きました。

そして、次の日の朝、いつもより早く家を出て、職場近くのマックへ行き「ワクワクリスト」に取りかかりました。

 

私の「ワクワクリスト2017年版」

リストにたどり着くまで、色々試行錯誤し、何日も書き続けました。

2017年当時のリストの抜粋を掲載します。
読者の方の参考になれば幸いです。

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思いついたものをメモで書きまくっています。

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メモから、キーワードを抽出しています。

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リストが出来上がってきました。

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2017年と2018年の計画がです。(右上に、旅行の見積もりメモも書いてあります笑)

ワクワクリストを書いていると、実行している自分の姿が見えてきます。
「やりたいことをやっていい」
と、いう声がノートから聞こえてくるようで、ワクワクリストは私にとって大きな励ましへ変わりました。

さて、『ソース』の大事なことは、ワクワクを全て実行することです。
それが、『ソース』の一番のポイントで、一番難しい点です。

著者のマクマナス氏は
「ワクワクを一つでも無視すると、生活全体がアンバランスになり、心の満足は得られない」と言っています。

しかし、私はフルタイムで働いていたし、ほとんどシングルマザーのような生活で、ワクワクを初めから全て実行できる余裕がありませんでした。幸い収入はよかったのですが、何しろ時間がありません。

ですので、最後の写真でも分かるように、実行できそうなものから順位をつけ、順番に叶えていくことにしました。

 

ワクワクリストから連想する神々の姿

当時の勘として、ワクワクを実行すれば、自分が本当はどういう人間で、どんな魂を持っているのか少しずつ分かる気がしていました。

ワクワクの中に、自分の魂のヒントが隠されているのではないか。

ワクワクリストを書いてみると、子どもの頃からの夢や好きだったものと大体同じになります。
そうなると、ワクワクリストは「生まれた時から自分の中にある魂が求めていたもの」に見えてくるのです。

私は魂について考えると、ルネサンス期に描かれた神々をイメージします。

私だけではなく多くの人たちも
「自分が本来もつと思われる魂と、自分の生活をなるべく一致させたい」
と、無意識にも願っているのではないでしょうか。

神話に出てくる神たちが人々に親しまれるのも、神たちが超人的な力を持つからではなく、神たちが自らの魂そのままを体現し、魂が望むままに生活をする姿に憧れている。
そんな部分もあるような気がします。

神たちは生活のために、仕事をしたり家事をしたり、惰性で生きたりはしません。
もちろん、人間はそのように生きられないし、ワクワクを実行したところで、神に近づけるわけじゃない。

しかし、自分の魂に近づくことはできるでしょう。
ワクワクを実行し、生き生きすることで、魂は内側から姿を現すのではないか。

「そうしたら、一日のあいだで、魂を感じられる時間が長くなって、きっと幸せになるだろうな」

ワクワクリストには、そんな力があるように思いました。

作ったリストを見返すと、「場所」が重要なキーワードだと、気がつきます。
旅行のリストが多いことも、様々な国の風景を描くマックナイトの画集を買うことも、「場所」に関連するものです。
リストは、自分の魂のヒントが文字化されます。
自分の中にいる、「魂への案内人」に見えてきます。

 

ワクワクを実行し続けてみたら

私はワクワクリストを2018年5月まで叶えました。

ワクワクを実行すると、「自分のために行動する自分」に慣れていきます。
そして、もっと大きなワクワクや夢が見つかるようになります。

ワクワクを実行し続けながらも、ウルフの厳しい言葉がずっと頭に残っていました。
「子どもを抱えながら、どうやって創造的人間になるか」が、私の課題に変わっていきました。

そして、数ヶ月後にウルフの言葉を叶えました。
それについては、別の機会に書こうと思います。

<参考文献>

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